今年のGWは、香港・深セン5日間の旅行に出ておりました。が、散々失敗を繰り返しまして……いやぁ、参った、参った。
失敗ばかりの体験談なので、普通の方にはあまり参考にならない気がするのですが、一応今回の体験談を書いておきますね。
・羅湖入境で査証取得を拒絶された。
第1は、これ。2023/05/01現在、日本人に対するビザ免除プログラムは停止されています。
代わりに、深セン経済特区のみ5日間のみ滞在可能通称な査証、「特区旅遊(E)」ビザ、通称「SEZビザ」を取得することになります。
羅湖査証事務所は9時からオープンするので、私は、8時少し前頃から(確か21番目で)並んでいたのですが……、窓口でパスポートを出したところ「Rejected.」つまり、「拒否する。」と言われてしまったのです。
審査の際に「Where to go?」と聴かれて「Shenzhen」と答えたのがまずかったのでしょうね。質問はそれしかされなかったので。「華強北」とか「民俗村」と「世界の窓」とか具体的に答えるべきだったんでしょう。
そんなわけで「SEZビザ」取得第一弾は失敗に終わります。そんなー! ホテルも予約してるのにー! (審査の際に、これも言うべきだったかも)
このとき、「ビザのことは銅鑼湾(香港)のビザ事務所に尋ねるように」と小さな紙を渡されます。でも、これはあんまりあてにできないなー、という予感がなぜかフツフツと。
・福田ボーダーはSEZに対応していなかった
とりあえず尖沙咀まで戻ってスタバでお茶しながら考えます(チムまで戻っているところが既に冷静でないところがうかがえますが。深センに近い所、上水あたりで対策を練ってもよかったよなー……と後で気付きました)
香港と深センには羅湖の他にもボーダーがいくつかあります。
電車でも羅湖行きと落馬洲行きがあり、それぞれ深センの羅湖、福田のボーダーに接続しています。……なら福田に行ってもいいのでは? ということで電車で再び、今度は、落馬洲行に乗ります。で、電車の中でスマホでいろいろな情報を集めて今度は失敗しないように対策を練ろうと……と……あれ? https://www.shenzhen-fan.com/2023-03-how-to-get-s-e-z-visa/ こちらによると、福田ボーダーはSEZビザに未対応とのこと。あらま……。どうしましょ……。落馬洲駅まで行って福田ではなくて近くの皇崗ボーダーの方に方向転換するか……。
・落馬洲駅は、本来、香港出境しかできない(の?)
落馬洲駅に着きました。しかし、ここは、羅湖駅と羅湖ボーダーと同じような造りで一直線に香港出境手続きに続いています。すなわち、ここで出ると自動的に福田ボーダーに続いているに違いありません。ここで皇崗に行くには……、もう駅の係員さんに相談するしかありません。「すいません、私、ビザの関係で福田ではなく皇崗に行きたいのですが、バスかタクシーに乗り換えできませんか?」駅員さんには、(ガラスのブース越しのせいか、そんな人はめったにいないのか)しばらく話が通じなかったのですが、数分の話の後、ちょっと待て他の係員が来るから、と言った後……その他の係員さんが来て……ブースのすぐ隣の扉を開けてくれました。この先階段を降りると「B1」のバス、あるいはタクシーで皇崗に行けるから。グッドラックね! と。(ってことは、ここが開くのてもしかして、特例だったんでしょうか? ありがたや!)
・あとは細かい話
ここから先は、タクシーで皇崗行きのバス乗り場まで行き(HK$20くらいだったかな)、そこから専用バス(HK$10)で皇崗・香港出境→専用バス(HK$10)→皇崗・中国入境でビザ取得です。
あとは細かい失敗で、香港側と中国側でボーダー越えのバス両方にHK$10払ってしまったとか(よく考えたら、あれってたぶん一回払ったら、もう一回は半券でいいのよね?)くらいで、皇崗ではすんなりとSEZビザを取得することができました。
前回の失敗を生かして、窓口で申込書を出す時点で、ホテルの予約表を出して「ベストウエスタン羅湖ホテルに2泊予約してるんですー、羅湖に3日の予定なんです、ビザをお願いしますー」とこっちから言うべきことを言って(まぁ、皇崗の窓口は空いていて誰もいなくてそれができる余裕があったからというのもある)、お願いしたら、書類の不備もなく20分ほどの待ち時間で査証を受け取ることができました!
皇崗のビザオフィスは中国側の入境事務所建物、検疫入って先、左手側に入り口があって少し建物を戻る感じの場所に窓口があります。羅湖と違って狭くて、写真機も一台、イスが3脚ですから、あまり人が来ると捌ききれなくなりそうですが、このまま人がこなければ、ビザを取るには穴場になりそう……ビザなし訪問が復活するのが本当は一番いいんですけどねー!
そんなわけで、無事入場できた深センの民俗文化村。